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願い(仮題)


夏の記憶が遠ざかる頃

季節外れに咲く花が

交差点で別れた

笑顔が眩しかった頃の君を

思い出させる


二人だけの世界で

二人だけの言葉で


何もかもがいつも新鮮で

何もかもがいつも楽しかった


大事なものは

失って初めて気づくと言われてきたけど


それが今、身を持って

否応なしに、気付かされる


いつか

願い届くなら

君に逢いたい


いつか

許されるなら

ただ

君に逢いたい


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