好きな歌手の歌をじっくり、よく聴くと、
そこで最初の発見があるはず・・・
それは歌に対する丁寧さ・・・
ブレスの先頭からアタックに入る瞬間の音の出し方とか・・・
フレーズのフィニッシュの処理の仕方とか・・・
細かい部分までじっくり聴くと、
テクニックどうこうの前に、
その丁寧さに驚くはず・・・
まるで・・・
愛する人に心から愛を語るような・・・
壊れやすいものをそっと持ち上げるような・・・
神様に祈りと供物を行うような・・・
でも、表現とはそう言うものなのかも知れない。
昔、浪曲師の三波春夫氏が言った、
「お客様は神様です」
の真意はそう言うところにあったのだから。
そこが歌に限らず、表現の真理なんだと思う・・・
歌という表現を、神様に捧げるような気持ちで歌う・・・
そもそも古代の祭事での歌の役割はそういう意味もあったのだから・・・
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